親や家族に知られてしまうケース

学生ローンの申し込みを迷っている人の大半が最も気になること(あるいは恐れていること)は、親や家族などに知られてしまう事の懸念だ。
当然といえば当然だろう。
この件で学生ローンに問い合わせてみたところ、次のような回答を得られたので紹介したい。

1.申し込み時の身元確認などで連絡が行くことはない。
申し込み時に、学生ローンから親などへ連絡が行くことはないとのこと。
よく未成年者が一人でバイクなどを購入しようとすると、必ず親に対して連絡が行くが、学生ローンの場合はたとえ未成年であってもいくことはないとのことだ。
尚、公共料金の領収書がない場合などに在宅確認の電話が行く場合があるが、これは本人の希望によるものなので、予告なく電話が来ることはない。
在宅確認は、親が留守の場合などを見計らって、都合の良い時にかけてもらうことができる。

2.郵送物について
郵送物はネットなどで振り込みを希望した場合、避けて通ることはできないが、会社名を伏せた個人名で送る事も可能。
よって、勝手に封筒を開けてしまうような親でない限り心配はいらない。
そもそも人の封筒を勝手に開封してしまうような親と同居の場合、学生ローンで借りようとすること自体が無謀なのかもしれない。

3.督促状について
支払いが遅れてしまっては、通知を出すなという方が無茶な話である。
この場合の通知は自業自得なので、勝手に開封されないことを祈る他ないだろう。
開封さえされなければバレることはないが、開封されたらアウトだ。
宛名は本人宛なので、勝手に開封してしまうような親かどうかというところか。

4.直接親宛に連絡が行くケース
直接親宛に連絡が行くケースは滅多にないのだが、マレにあるという。
例えば、支払いが長期延滞(3ヶ月以上)で、再三にわたる督促にも応答がない場合、所在確認目的で連絡が行くケースがあるようだ。
このとき、事情を話さなければただ怪しい電話となってしまう為、やむをえず事情を話すケースが多いという。
なぜならば、3ヶ月以上もの長期延滞となると、裁判等の法的手続きの可能性もある。
親が知らない状態で自分の子供が裁判にかけられるのは不本意だろう。
学生ローンがたとえ親とはいえ、第三者に借り入れの事実を明かしてしまうのは一見問題があるように思えるが、この場合は致し方のないケースといえる。
さきほども言ったが、自業自得だ。諦めるしかないだろう。

要は、無断で長期の延滞さえなければ、絶対に親宛に連絡がいくことはないので、普通に学生ローンを利用している分には全く心配はいらない。